私たちの制服物語
~メイキング・オブ・AKB~ Back to the High School Days. そしてさらに輝いて~
2011年6月11日 東京同窓会引き継ぎ会 プログラム7番 AKBメドレー
「制服組 いくよっ!」
Kozueさんのかけ声に、重ね合わせた手を上げて「ファイト!おーっ!!」と応え、ステージへ走り出た私たちは、身も心も18歳になりきっていました。
音楽が流れ出してからはもう夢中で、自分でもあきれるほど記憶が断片的です。
ステージ前にずらっと並んだカメラ小僧(?)たち。半ばあきれたような顔で、でも大笑いして見守ってくれるお客さんたち。
会場の左側には、私たちに合わせて一緒に踊りながら号泣しているShimizu君の姿が見えました。
* * * * * *
引き継ぎ会の企画にAKBをやろう、という話は、昨年度第43回東京同窓会の引き継ぎ会で、32回卒の先輩方の本格的なコスプレパフォーマンスの数々を見たことから生まれました。
セーラー服姿の先輩方のかわいらしさに目を奪われ、いいなあ、やってみたい、という声が挙がりました。
しかし、総会・懇親会の開催準備で忙殺されて、引き継ぎ会を考えるどころではない日々が続く中、あの東日本大震災が発生します。
一時は「引き継ぎ会自体を自粛して、浮いたお金を義援金に回そう」という提案を幹事会に提出するような事態となったものの、「引き継ぎ会は大事な伝統だから、33回卒の君たちの自由なスタイルで行うように」との通達を受け、こじんまりとでも自分たちらしく楽しもう、という気持ちで取り組むことになりました。
【メッセージ】
『制服組をやりたいな、と思ったのは、昨年の32期のおにゃんこクラブの余興がきっかけでした。
あまりにも大変な事業に、何度もくじけそうになりましたが、このAKBの余興で、女子力がアップし、男子との絆が深まったような気がします。』 ★Kishiko 談
制服を着て、AKBのナンバーにのって高校生らしい弾けたパフォーマンスを披露しよう、という基本コンセプトは決まったものの、AKB48の曲自体知っているメンバーが少なかったため、肝心の曲がなかなか決まらず、難航しました。
「桜の木になろう」「十年桜」・・・ 一家揃ってAKBファンのKishikoさんを中心に、いろいろな候補が出、youtubeの動画で研究を重ねる中、一つのメールが道を開きます。
【2011.5.11 東京縣陵33回卒メーリングリスト投稿】
from Noriko
『Kishikoちゃんへ
AKBメンバー集まりましたか?やってもいいと言ってる人がいます。私じゃないよ。プランを教えて下さい(^_^)/~ 』
「やってもいい人」とは、Kozueさんのことでした。
振りが割合と簡単で、前向きな歌詞が感動を呼ぶ「桜の花びらたち」を提案してくれて、さらには、お嬢さん出演のレッスンDVDまで作ってくださるという献身ぶりに、実現性が一気に高まりました。
そこで私、Tokutakeも息子に頼みこんで、オープニング「会いたかった」の一部→「桜の…」→エンディングの音を編集してもらい、これがマスター音源となりました。
【メッセージ】
『私がAKBレッスンDVDを作ったきっかけは、娘が女子サッカー部で三年を送るビデオを作ってDVDに編集したことです。
「桜の花びらたち」は歌詞も素敵ですね。「新しい世界のドアを自分のその手で開く」勇気は、生涯大切にしたいです。
とくちゃんが音源を編集してくれて、一気に事が進みました。息子さんに感謝感謝。
ビデオ撮影は、襖の奥に主人の母が寝ていて、撮影者の私の右方向では主人の父が入浴中、いつ撮影が中断するかと、緊迫の中行われました。
Kishikoちゃんの広い人脈でメンバーに声掛けしてもらっていたので、人数分ダビングしました。最初は引き気味だったメンバーも徐々にやる気になってくれて嬉しかったです。みんな忙しい中練習してくれて本当にありがとう』 ★Kozue 談
【2011.5.14 東京縣陵33回卒メーリングリスト投稿】
from Kishiko
『制服組は、「桜の花びらたち」をメインに考えています。手の振りが難しいならば、ステップだけでもオッケーです(特に男子)。
服装は、制服、学ラン、体操着(バスケット、サッカー部などはこのあたりでも)高校時代を振り返り、愛着があり用意しやすいものでオッケーです。女子が学ランを着るのもかわいいと思います。男子の女装もありです。
21日にKozueちゃん中心に打ち合わせします。13時から集まれたら集まります。アルカディア市ヶ谷組が合流できる時間に、合わせたいと思っております。
Kubotaくんプランもあると思いますが、うまく調整して盛り上がる場面にしたいと思います。皆さま宜しくお願いします。 』
Part2 へ続く
D組清水好文です。
東京同窓会には、各地から多数の皆さんに参加いただき、
心から感謝いたします。
今年は、松本と東京で2回、応援のリードをさせていただきました。
特に、東京では、元応援団長のF組中原伸二くんに無理を言って参加いただき、
30年ぶりのコラボを展開することができました。
今回のスタイルで応援を展開することになったきっかけは、今年の1月頃に遡ります。その時、中原くんと事務局長の高木くんから、松本愛のリレー参加のオファーを受けました。今回のスタイルは、中原くんのアドバイスで完成させましたが、その後、高木くんと個人メールや東京実行委員会メーリングリスト(以下ML)でいろいろ遣り取りさせていただき今日に至りました。彼のメールは常にウイットに富んでいて、自分の挑発的なメールにも多くのヒントを与えてくれました。MLでメールのやり取りを読んでいただいた方のなかには楽しんでいただいた方もいるかもしれません。ちょっと同じ臭いがするメールですから。だだし、全員の方に見せられる代物ではありませんので悪しからず。(どっちも上品とは言えないので)さすが、彼は5年前からこの事業のために苦労しただけのことはあります。一年前に「ぽっと」出た自分や、この事業にコミットして縣陵OBとしてのステータスを上げようと画策する奴とは訳が違います。彼を縣陵同窓会の事務局長に推挙したいくらいです。(会長は無理でしょう。口が悪過ぎますから。)
このメールのなかで、彼から「東京近郊の同窓生は1年に1度、『覇権の剣』を歌うためにこの会に参加する。」という示唆を受けました。目から鱗です。「ひぇー、高々1分間、『覇権の剣」を歌うためだけに1万円も支払うの?」当然、知り合いの縣陵生に再会し、旧交を暖めることが主目的でしょうが、「覇権の剣」が大きなウエートを占めているっていうのはちょっと納得できます。確かに曲のオーラが違いますから。特に、1番なんて、伴奏・掛け声付きで歌うと超かっこいい。元気も出ます。ちょっと責任重大だなと感じました。
松本のオファーのなかで、まず、「全員登壇して、応援練習の要素も加味したい。」という演出案を貰いました。「全員登壇はいいな。」って思いましたが、応援練習は正直、ちょっと腰が引けました。自分のことをご承知の皆さんは分かっていただけると思いますが、そもそも自分はそんなキャラじゃなく当時は演技でやってただだけだし。今さら恥ずかしいし。ということで、歌う側もビシット合わせた凛とした応援パフォーマンスを展開することになった訳です。
手前味噌ながら、東京同窓会でも、今回の応援パフォーマンスが結構いい評価をいただきました。震災を意識した「日本エール」も取り入れましたが、なんと、参加者から歓声も沸き起こりました。(当然、他の企画も全部、評価いただいてるんですよ。)
前回、32期の皆さんは、高校時代のノスタルジーを込めて、「声が小さい」「タラタラするな」っていう応援練習を取入れて、応援パフォーマンスを展開されました。でも、よく考えると応援練習って、実際に球場などで、味方を鼓舞し、叱咤・激励するために、ビビらず、一糸乱れず応援を展開するための準備作業なんだよね。「応援練習は手段であって、目的ではない、手段と目的を履き違えてはならない。」と妙に納得しました。この話をしたら、高木くんから、「きょうは応援委員長らしい。」とお褒めの言葉をいただきました。(さすが、20年後の縣陵同窓会事務局長。言葉の重みが違います。下々に配慮のあるお言葉、痛み入ります。ちょっと、おちょくってますが。)当時はそんなこと全然考えも及ばなかったけれどね。
P.S.当初、発生練習の加減が分からず、松本のリハで4回やってもらいました。苦情殺到です。3回は苦痛、4回は地獄なんだそうです。「不様な!体鍛えなおせ!!もう人生とうに半分以上終わってるだぜ!!!」これって、十分応援練習じゃん。
東京同窓会副実行委員長(4.23&6.11応援パート担当元応援委員長) 清水 好文
東京同窓会事務局 徳武和美です。
第44回東京同窓会総会・懇親会は、270名余のご参加をいただき、無事成功に終わりました。
雨の予報が出ており、欠席者が増えることが心配されましたが、
実際には欠席者に対して当日出席申込者が上回る盛会となりました。
松本から応援に駆けつけてくださった方々を加え、33期の出席は60名を数えました。
みなさんの力強いご協力、本当にありがとうございました。
今回、東日本大震災に向けて行われることになった義援金募金では、
中村真由美さん、矢ノ口浩子さんのお二人が、片岡樹里さんと一緒に
募金呼びかけを担当してくださいました。
その様子が、県陵東京ネット http://www.kenryo-tokyo.net/ に速報として掲載されています。
他の写真と合わせてご覧ください。
1年以上の間、事務局の一員として色々な仕事に関わってきましたが、長い長い準備期間でした。
この日々が、たった1日の本番に全て集約されてしまったのが未だに信じられません。
6.11当日は、緊張の中にも、もう何もかもが楽しくて、楽しくて。
あっという間に終わってしまいました。
当日のレポートを送るように、と言っていただいたのですが、
あまりに強烈な体験で、文章にうまくまとめることができずに困っています。
そこで、とりあえず「オルゴールコンサート」と「マキアート倶楽部」について
レポートさせていただきます。
本当は、愛のリレーのビデオ上映も、覇権の剣の応援パフォーマンスも
草間康利くんの涙の閉会の詞も
感動シーンはたくさんあるのですが
胸がいっぱいで夢中のうちに通り過ぎてしまい、しっかりした記憶が残っていません。
どなたか、レポートをバトンタッチしていただけたら幸いです。
【臼井則孔さんオルゴールコンサート】
13:15 懇親会開始
ステージの両脇には、片岡樹里さんデザインのバナー(装飾幕)が高く掲げられて、
さわやかな松本の空を思い起こさせます。
ベージュのシフォンのドレスに身を包んだ臼井さんが、ステージに用意されたオルゴールに
長いカードをセットして、ミニコンサート開始。
曲目は「蘇州夜曲」「おじいちゃんのうた」「翼をください」
いずれもゆったりとしたテンポで、
オルゴールのまろやかな音色と、臼井さんの澄んだエンジェルボイスに
会場の空気が染められていくように感じました。
2曲目の「おじいちゃんのうた」は臼井さんの作詞作曲。
演奏に先立って、ニューギニアで戦死されたという 臼井さんのおじいさまが
ご家族に宛てた手紙の文章が読み上げられました。
会場が静まりかえる中、平和を願うメッセージソングが流れ、
そっとメガネを外して目元をぬぐう年配の男性の姿も見られました。
演奏後は、清水副委員長から心づくしの花束が贈られ、笑顔で握手が交わされました。
【マキアート倶楽部】
15:15
にぎやかな歓談時間中、フルートの田中(白石)美香さん、バイオリンの巻幡(古田)和子さんが
そっとステージに上がり、増田(藤沢)みゆきさんのピアノに合わせて演奏開始。
Je tu voux (『おまえがほしい』)
風笛(NHK朝の連続テレビ小説「あすか」のテーマ)
G線上のアリア
浜辺の歌
美香さんの美しいフルートの音色に魅かれて、グラスを手に談笑していた人たちが
だんだんとステージに目を向けて聴き入ります。
そして最後の曲「情熱大陸」では、トリオの3人を応援するラテンのパーカッション隊が登場。
ボンゴ:樹里さん、カバサ:謝孝浩くん、タンブリン:司会のマイクから持ち替えての太田(村上)律子さん、
マラカス:望月(本木)こずえさん、ギロ:徳武の5人が、巻幡さんの紹介に合わせてステージへ。
演奏が始まると、樹里さんの打ち鳴らす軽快なボンゴのリズムに乗って、
会場内に徐々に手拍子が広がっていきました。
曲の終わる頃には、歓声と拍手が上がりました。
パーカッション隊は、この日初めて全員で合わせたという、ぶっつけ本番に近い状態でしたが、
とにかく「笑顔でいこう!」というわけで、気持ちはノリノリで臨みました。
多少失敗はあったかもしれませんが、じつに幸せな時間を持つことができました。
閉会時に回収された参加者のアンケートからいくつかご紹介します(いずれも原文のまま)。
・覇権の剣の合唱がひきしまっていて最高でした。来年度以降にも引き継いでいただきたい!
・すばらしい同窓会でした。ありがとう。
・今年は大変のなかご苦労様でした。
・良かった。良かった。本当に良かった。今までで一番!
・応援歌、斉唱、ライブ演奏、素晴らしかった。
アンケートには他にも、色々なご意見があろうかと思います。
現在、巻幡さんが集計を進めてくれているところです。
懇親会終了後、
33期、34期のみのくつろいだ雰囲気の中で行われた引き継ぎ会では、
松本から来た皆さんの度肝を抜く、パフォーマンスの数々が披露されました。
近日中に、関係者への取材を含めて、
「メイキング・オブ・AKB ~輝いた制服組~(仮題)」を
この場でご紹介できたら、と考えています。
お楽しみに。
昨日、東京同窓会懇親会・引継ぎ会にご出席いただきました皆様、
わざわざ駆けつけていただきありがとうございました。
また惜しくも出席はできなかったけれども、応援いただきました
縣陵愛さんさん会の皆様ありがとうございました。
33回卒生としての大きな行事は、愛のリレー、東京同窓会総会・懇親会で
区切りがついたことになりますが、この2つの行事で、
さらに33回卒生(I組)の絆が強くなったように感じました。
今後、各クラスの同級会だけでなく、同期会を催していただき、
その絆を再確認し、さらに強めていければいいなと感じました。
ありがとうございました。
東京同窓会総会・懇親会33回卒実行委員長 杉本政昭
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